「眠りの海」 本多孝好
2006年 08月 15日
主人公は先生で、生徒の佐倉京子と体の関係を持ってしまう。そして、ある事故から、主人公は自殺をはかるが・・・・・・
第十六回小説推理新人賞を受賞したこの作品は、なかなかのものです。いまだに若手作家というのがちょっと疑いますね。でも、さすがに若さを持った内容に文体で、テンポもよく読みやすいものです。
文庫本では、MISSINGという題名で短編集として出されています。ミステリーを読み解くようなものを感じます。テーマもある程度固まった状態で書かれていますし、おもしろいです。
おしいのは、この一作に厚みがないことです。主人公と佐倉京子の関係を順を追うように厚みを持たせて書けば、もっと物語に入ることができたのですが、短編ということもあり、やや展開を中心とした小説となっています。
でも本当に読む価値があります。
ぜひ読んでみてください。
第十六回小説推理新人賞を受賞したこの作品は、なかなかのものです。いまだに若手作家というのがちょっと疑いますね。でも、さすがに若さを持った内容に文体で、テンポもよく読みやすいものです。
文庫本では、MISSINGという題名で短編集として出されています。ミステリーを読み解くようなものを感じます。テーマもある程度固まった状態で書かれていますし、おもしろいです。
おしいのは、この一作に厚みがないことです。主人公と佐倉京子の関係を順を追うように厚みを持たせて書けば、もっと物語に入ることができたのですが、短編ということもあり、やや展開を中心とした小説となっています。
でも本当に読む価値があります。
ぜひ読んでみてください。
by haijin0420
| 2006-08-15 19:04
| 本多 孝好