“廃人”の運営するCafe Romanのブログ


by haijin0420
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「雪国」 川端康成

 「雪国」を読みました。川端康成ですね。川端康成を代表できる作品はやっぱり「雪国」ですよ。
 やっぱり、表現に腰を入れているだけあって、読みやすく、ハッとさせられる部分が多々あります。テンポもよく、文豪の作品としては、読書をあまりしない人でも読み易いんじゃないかと思います。

ネタバレ↓↓

 国境の長いトンネルを抜けると~・・・・・・は、結構読んだことがない人でもよく知ってるんじゃないでしょうか。結末という結末は感じられません。まぁ、初めて読む人はこれは旅行記かなぁとかって思ってしまうんじゃないでしょうか。
 でも、これこそが、川端文学なんです。周囲の情景をいかにも想像でき、かつ、登場人物たちの思いの交錯が、はたかも目の前で起こっているかのように感じることができる。これこそ川端文学なのです。
 ・・・・・・これ以上続けると熱く語ってしまうので、以下要約。
 主人公は雪国の温泉町で、許婚者のために必死にお金を貯めている芸者と出会い、彼は、そのひたむきな娘に惹かれていきます。しかし、ゆきずりの愛以上を求めず、かかわろうとしない主人公と、その主人公を愛してしまった芸者とのちょっと切ない?物語ですね。でも、この小説のいいところは、やっぱりこの芸者の気持ちをうまく捉えているところなんです。表情、感情、どれも豊かなこの芸者と、親の遺産で楽な生活をしている男のちょっと変わったところなんです。
 まぁ、一度読んでみないとわからないと思います。この作品は是非、読んでいただきたいところですね。
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by haijin0420 | 2006-08-14 16:53 | 川端 康成